2014年05月01日

4月度概況

access1404.jpg4月度のアクセス状況は図のようになりました。多少低下気味ですが変動の範囲内であるともいえそうです。

4月度は、いよいよCodeSqueezer 2.0に向けての作業を開始しております。CodeSqueezerは、数式を与えることで数値演算を行う論理を自動形成する論理開発ツールでして、誤差の解析により必要なビット幅の論理を形成することを特徴としております。新しいバージョン(2.0)では、3月に学会発表いたしましたアルゴリズムにより、誤差のキャンセルを検出して必要な箇所に自動的に無効桁を追加することを特徴としております。

このため、CodeSqueezer 2.0は、コード形成に先立って誤差のシミュレーションを行い、必要な無効桁を自動的に設定して、それぞれの信号線のビット幅を決定いたします。4月度は新規の追加となりますシミュレーション部分を作成してこの部分の動作を確認しております。

下の図に示しましたのは全国大会プレゼン資料の12ページにあります二次方程式(x2 - 2 b x + c = 0)の解(x = b - √(b2 - c))を求める演算論理回路の平方根の内部(r3 = b2 - c)に要求される無効桁数を等高線表示したもので、bの仮数部は1,000に、cの仮数部は1,000,000に固定し、それぞれの指数部を0から10まで振った結果です。s.jpg

等高線はエクセルの作図機能を用いたために、少々おかしな図形となっております。右下の紺の広い領域は解が虚数となる領域で、この部分の計算は行わず、値を-9として欠側値であることを表現いたしました。その左上の紫の領域が無効桁必要数0の部分で、欠側値を-9としたためにこの間に等高線の密な領域が表示されておりますが、この部分は無視されるようにお願いいたします。

必要な無効桁数は、左上に行くに従って1ずつ増加し、左上隅で10桁となっております。これは、bの指数部が10でcの指数部が0の場合であり、無効桁を10桁追加することで双方の大きさが同程度となることに対応しております。また、等高線の傾きが1/2であることは、cそのものとbの自乗の間で減算が行われていることによると考えられ、ほぼ妥当な結果であるといえます。

この図はエクセルによる簡便な作図であり、そのまま学会発表に使えるものではありませんが、シンポジウムの際にはもう少しきれいな図で発表したいと考えております。なお、シンポジウムでは、シミュレーションのほかに、コード化までを含む一連の自動設計について発表することを計画しております。

その他、3月の全国大会では、計算機アーキテクチャのセクションで発表したため、これにあわせて幅広い応用を念頭に発表資料を作成したのですが、そのために焦点がぼけてしまったと反省しております。DAシンポジウムは論理回路の自動設計にフォーカスしたシンポジウムですので、数値演算論理の自動設計に絞って発表することが可能であり、2倍の発表時間と3倍の予稿が許されておりますことから、はるかに詳しい発表ができると期待しております。

これにつきましては5月23日までにアブストラクトを提出して発表可否の審査を受けることとなっております。アブストラクトはほぼ出来上がっておりますが、今後のソフト開発で気づいた点があればこれを追加修正した上で、期限に近いところで提出しようと考えております。

発表を認めていただければよろしいのですが、、、

その他、5月は引き続きCodeSqueezer 2.0の開発を続ける計画で、シンポジウムまでには何らかの形でデモできるようにしたいと考えております。
posted by 管理人 at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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